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【Blog】バレエ上手い子の親に必要なこと
2021.07.25
ブログ
東京オリンピック2020も始まり、連日の猛暑の中、各選手たちは頑張っているでしょう。
どんな競技結果になろうと、見守るお身内の方々は我が子の競技終了まで無事に過ごして欲しいとお考えなのではないでしょうか。
さて、今回のBlog記事は、バレエが上手な子の親の様子に触れ、親の姿勢について考えていければと思います。
海外バレエダンサーの夏休み
以前(法人化前)のHPにてインタビュー記事を掲載いたしました、金澤志保バレエスタジオ代表金澤先生のお話を振り返ってみましょう。
この度、金澤先生の教え子様が、オーストラリアバレエ団プリンシパルだけでなく、6月22日、カナダナショナルバレエ団でもプリンシパルに昇格されました。
(その他の海外バレエ団所属の方々もいらっしゃいます)
海外バレエ団にて2名のプリンシパル誕生には秘訣があるのでは…
そう思いませんか?
過去記事:【バレエ教師インタビュー】生徒さんに伝え続ける「バレエを通して身につけて欲しい力」とは?https://lupinus-a.com/archives/5404
金澤志保バレエスタジオ20周年記念公演の様子
”お子さんの伸びを後押しする親御さんは、“親のやりたいように娘をさせる”のではなくて、娘がやりたいと感じたこと、信じたことをプッシュアップしています。”
インタビューの中で、先生はそのように仰っていました。
(しかも、どの親御様もバレエの経験がない方ばかりだそう)
ヨーロッパバレエ学校の様子
インタビューでも触れていますが、バレエで生活して行く道は非常に狭き門です。
どんなに子供の頃上手でも、コンクールで上位入賞していても、その道に進めない例が多くあります。
では、何が必要なのでしょう…
沢山の先生方が口にする言葉。「運」
これが必要になってきます。
では、運はどうやってくるのでしょうか。
例えばそれは、タイミングや人が運んできたりします。
では、その理由は?
タイミングはその人の運気とも言えるかもしれませんが、
人を通す場合、その人自身の人柄がモノを言う場合があります。
上手だから何をしても良い。
そんなわけではないですよね?
(なかなか個性的な方も多いですが)
バレエを学ぶ時間は、子供にとって学校生活以外の貴重な時間の投資です。
そこで技術以外に何を身に付けるか、バレエだけでなく、その子の人生にとって何が有益となるのか。
バレエが上手い子、その経験を上手に活かせる子に育つには、親としてどんな姿勢でいた方が良いか、是非考えてみてはいかがでしょう。
周りの子と比べるのではなく、親の価値観を押し付けるのでもなく、コンクールの結果に一喜一憂するのでもない。
そして、その他注意しなければならないポイントは結構沢山あります。
その辺りも含めて、8月に開催されます、
日本国際バレエフェスティバル様にて座学講座を行います。
開催概要や日程など、公式HPにて順次公開されますので、気になる方はご欄ください。
(※ご参加はワークショップやコンクールのご参加者さまのみとなります)
バレエを踊るだけで一生暮らせる人はほぼいません。
だからこそ、親として子供にどんなことを身を以て教えて行くのか、多くの人のお役に立てれば幸いです。
コロナ発生時、乗り切る為に海外バレエダンサーは頑張りました
そして、最後に。
この度、カナダナショナルバレエ団にてプリンシパルに昇格された石原古都さん、おめでとうございます。
先生も随分喜ばれていらっしゃいました。
親御様もコロナ渦の中、様々な面で支えになられていらしたことでしょう。
これから夢を叶えて行く親子に、次の時代が良いものでありますように。